先生方が明るく、元気になれるストレスケア講座スタート!

今、社会的な問題となっている「教員の職場のブラック化」

それにともない、教員を目指す若者が減っています。

2000年度、12.5倍(全国)だった公立小学校教員志願者が、2018年度には2.8倍と過去最低に。

その原因となっているもの「業務が多い」「部活動の指導で休みがない」「保護者からのクレーム対応で神経が磨り減る」などが背景にあります。

2018年度の調査では、小学校教師の1週間の平均勤務時間は、57時間27分で全体の3割が「過労死ライン」超に。 

このままでは学校の職場環境が悪くなるだけでなく、子ども達にまで悪影響が出るおそれもあり、対応策が急務です。

ストレスケア長崎では、このような現状を少しでも改善できればと、教員が健康でいきいきと働くことができ、休職に追い込まれることがないよう講座の企画を12月よりスタートしました。

1月19日に、第1回目の講座を諫早市内小学校にて、開催させて頂きました。

・教職員のストレスの現状   ・ストレスと脳疲労、自律神経について

・セルフケアをやってみよう  ・ものの見方を変えてみよう

呼吸法や筋弛緩法などで体を動かしたり、頭を使って否定語を肯定語に変えるなど、ワークを取り入れながら、楽しみながら、行うことができました。

講座後の先生方の感想です。

 ・今日は初めて聞く話がたくさんあり、できることから、実践してみようと思いました。

 ・「ストレスコーピング」の種類がみなさんたくさんあり、自分ももっと増やそうと 思いました。

・自分の凝り固まった肩、腕に気づくことができました。力を入れて、その後抜いた時、気持ち良さを感じることができました。

 ・最後の「シャンパンタワーの法則」のお話が良かったです。まずは、自分をケアして、心と体が元気で明るいと、周りにも優しくパワーを注げることに気づかさせて頂きました。

自分も家族も学校の子ども達もみんな明るく過ごせるように、まずは、自分が明るく楽しく過ごしていきたいと思います。

・否定語を使う事が多いので、肯定的な言い方をすぐ使えるように引き出しに溜めておこうと思います。

まだ始まったばかりですが、この活動が広がっていき、少しでも学校の先生方のストレスが軽減され、「働き甲斐がある職場」になることを願っています。

自然界の「ゆらぎ」を感じて脳の疲れを取る

新年明けましておめでとうございます。

今日で、お正月も終わりの人も多いのではないでしょうか。

あなたは、どのようなお正月を過ごされましたか?

私は、お正月気分の締めくくりとして、「温泉」に行って来ました。

温泉は大好きで、子どもが小さい頃から、よく一緒に連れてドライブがてらに行っていましたが、さすがに、最近は、近場の温泉が主流です。

年末から気温が低い日が続き、熱めの湯船は、身体の芯まで温まりました。

ふと、露天風呂から向こうに目をやると、風に揺れている竹林があり、見ていると、

気分が落ち着き、リラックスしていきました。

風で揺れている竹には、「ゆらぎ」があります。

「ゆらぎ」とは、画一的ではなく、不規則に発生するものを指します。

「ゆらぎ」は、脳が心地よく感じる自然のリズムです。

そのリズムは、おおむね強いものは、ゆったりと、弱いものは、早いリズムで発生します。

自然界で言えば、小川のせせらぎ・波の音・虫の鳴き声・星のまたたき・心臓の音もそうです。

よ~く思い浮かべれば、「なるほど」と思いますね。

人間も自然界の中で生きています。

現代社会は、ストレス社会と言われるように、都会では、高層ビルが立ち並び、

朝から満員電車の中をぎゅうぎゅう詰めで通勤する姿は、息苦しさを感じますね。

「疲れているな」と感じたら、

日常を離れ、自然界に身を置いてみませんか?

海の音・川の流れ・そよぐ風・森林の中・・・

焚火やろうそくの炎を眺めるのもいいそうですよ。